2014年01月31日

チャレンジリーグ 第5節

まさつら改め、にっしんです。


2014年が始まりました。

この勢いに懸ける想い。

奈良県チャレンジリーグ第5節
のレビュー参ります。



day/2014.01.19

place/ ラボーナ高山
member/小串(#1)、狩野(#10)、小南(#11)、植田(#16)、杉田(#21)
室田(#7)、鈴木(#8)、斎藤(#9)、西村(#17)
トレーナー:佐藤(ライフ鍼灸整骨院) / 向井

応援:起也、あゆみちゃん、正木さん



●Introduction
「イーストヒルズのフィロソフィー」

「Philosophy」=つまり哲学なわけであるが、19日の試合を見ているとふと、
私はこの言葉にたどり着いた。
推考してその言葉を推敲し、矢張りこの言葉が私の理路を辿ったので、今日はこれを軸に話をしてみたい。


今、私が読んでいる本がある。

「ビエルサの狂気」

image-20140131203653.png

御存知であろう方も多いと思うが昨シーズンでリーガ・エスパニョーラはアスレティック・ビルバオで指揮を執り南アW杯ではチリ代表を、アテネ五輪や日韓W杯ではアルゼンチン代表を指揮していた監督である。

私はこの人のサッカーに魅せられたひとりでもあり兼ねてよりこの監督のサッカーの虜であり、彼についての本があるのを知り、思わず購入したのが前述の本である。

この監督のサッカーはいわゆる「超攻撃的」で(3 - 4 - 3/4 - 3 - 3を固執)見ている人にはスペクタクルを提供するが、一方で自分のサッカー観は一貫しており彼のスタイルに合わない、ついていけないまたは理解出来ない者はピッチに立つ資格が無いと。
そして選手が疲弊困憊した先に更に追い込んだトレーニングを課しそれを乗り越えた者こそ、フィールドで立てる者達なのだと言う。

そんな彼は勿論、戦術的フィロソフィーをチームに徹底しているが、
それ以上に彼が説いているのは「人間育成/成長」の部分である事に気付かされる。
それはつまり
・チームという名の看板を背負う意味
・一つのパス、シュート、走る、守る…その一つ一つに責任はあるか
・どんなに苦しい局面でも負けずに努力することの尊さ
・応援頂いてる方々に恥じないモノを表現出来ているか
(結果、本作の場合、監督の標榜するスペクタクルなサッカーの意)

そしてこの日イーストヒルズが提示したフットサルもこれに違わず表現出来ていたと感じたのである。

・どんな相手にも怯まず戦う姿勢、
・相手に合わせない攻撃姿勢
・応援に恥じないハートで戦っていた

その誰もが手を抜かず、イーヒルらしさをあのラボーナ高山で片鱗をみせれたのではないのだろうか。

佳境に入ったリーグ戦。

どのチームにも負けない信念がある、気持ちがある。
そしてイーストヒルズというチームのフィロソフィーがここにはある。





●Match Report
VS Attract quintet

スターティング5:#1小串、#10狩野、#11小南、#16植田、#21杉田
ベンチメンバー:#7室田、#8鈴木、#9斎藤、#17西村

score/5−4 (half/3-3)

得点(アシスト)/
小南(狩野)
杉田 2
狩野
鈴木(植田)


・「若きクインテットに噛み付いたブルーノート」

image-20140131203727.png

この5点は大きな5点である。

後半に得点した狩野(#10)の得点から時間の経つ間もなく与えた鈴木(#8)の強烈なトドメの豪快なシュート。

なぜほぼ決まりかけたゴールをあれ程振りかぶってネットにボールを突き刺したのか訊ねると
彼曰く、「ハートをポッキリ折るには完膚無いくらいに豪快にシュート打ち込んだ方がいいんすよ」

そんな5得点目が対峙するAttract quintetの奏でるハーモニーを崩した。
この「5」はつまりブルーノートスケール(※)於ける第5音(ソ♭)で相手にマイナームードを叩き付けたわけである。



しかし、彼がMVPかと聞かれると残念であるがこの日、MVP級の活躍をしたのは
小南(#11)と狩野(#10)だろう。
正直2得点を稼いだ杉田(#21)や、やはりチームにリズムを産出していたのは植田(#16)だったが
あれほど、攻守に存在感を放っていてどう見過ごせる?
狩野はチームの柱とも言える「フィロソフィー」を体現。
プレッシング、コーナーキック…戦術的な部分のすべてを経由してチームを勝利に押し上げる原動力となっていた。
また小南も強烈なインパクトを与える活躍ぶりには痺れた。
フィクソに入れば、空中戦では制空権を相手から奪い、相手のチャンスをカットし、ドリブルで仕掛けて来た相手のタイミングを上手く見極めてボールを奪取するその確率は驚異的で、
インターセプトからのカウンターは相手の心身を徹底的に蝕んだ。

そんな野性味溢れるパワーがチームに更なるダイナミズムを与えたのは言うまでもない。



序盤はやや防戦であった。
やはり前プレがチームの代名詞なのに受け手になってしまい、自陣内で相手を許す格好となっていた。
勿論相手は高い位置からディフェンスを敷いており、プレッシャーはあったもののその辺はイーヒルも承知の上でフィクソが停滞せずに動き、パスを散らす事で相手に取りどころを絞らせずリズムを出し、狩野のアラからのハイプレスからボールを奪取、一気にカウンターでコーナーをゲット。

そして、コーナーキックからフィクソの位置でフリーだった小南が丹念に、しかし鋭いシュートで開始から1分少々で先制を上げる。

これでチームは一先ず気持ちをリセットに出来たかと言えば、案外そうでもなかった。

リスタート後も相変わらず相手ペースで試合が進むのだ。
どうも高い位置からのプレスが嵌まらず、押し込まれワンツーから相手に決められ、同点に。

やっぱりリズムが出ないタイミングで逆転を許してしまう。
自分達はパスで、パスを出した者は抜けてとにかくリズミカルには展開するも、自分達主導で展開出来てないところに産みの苦しみと言おうか、そんな苦しみ喘ぐそんなイーヒルが見て取れた。


しかし諦めないフィロソフィーがイーヒルの心情。
6分を過ぎた時、高い位置からキックインに矢張り狩野素早く反応、これを起点にプレスがかかり、植田(#16)とのワンツーで抜け出しドリブルで攻め込んだところを相手がチャージ、
ゴール前でFKをゲット。

そしてこれを杉田が強烈に見舞い同点に戻した。
(このファールから得点までの一連のシーンをYouTubeで是非見て欲しい。撮影の室田(#7)がポロリと呟く言葉は爆笑ものだ)


矢張り彼の得点はチームに息吹を与えた。
開幕節の不調を取り払うには十分過ぎるくらいの景気付けの一発であった。

だが、どうしてもリズムが出ない。

しかしここで評価したいのはチームはバタつかず冷静に守り抜いて好機を見定め事が出来ていたことだということ。

開幕の2試合は特に気持ちが先行してしまいバランスを失っていたが、
この日は全員が連動していた事からそう言ったエゴが消え、チームらしさは体現出来ていた様に思う。それがこの前半の印象だ。


後半、ハーフタイム中に狩野が言葉にした「相手に合わせてしまっているフットサル」から脱却し自分達のフットサルをする、この言葉にもう一度皆が統一出来たのは大きい。

後半猛攻が始まる。
前半同様、相手がボールを回してる時間は長かったものの、ボールの取りどころ、ディフェンスにおいては非常に個々のプレスが嵌まりだす。

続き様にカウンターを要所で繰り出すことで相手が陣内に引いたところを
フリーだった狩野が珍しく左足のグラインダー性のシュートで逆転に成功。

時間を経るごとにチームはどんどんらしさを取り戻す。
要所ででていた斎藤(#9)も得意のドリブルとリーチを生かした守備でピンチを摘み取れていた事で
スターティングのメンバーも安心してベンチで休憩出来ていたように思うし、
やっぱり彼は攻撃に特化している面では植田との連携は相手の嫌なところを付けていた様に思えるだけに得点と言う結果に結びつかなかったのは残念である。

しかしサブと言う点で結果を出したのはこの平路である。
冒頭の強烈な右足一閃は8分を杉田過ぎたころである。

右アラがガラガラでだったことで植田の伝家の宝刀のドリブルでスルリスルリと相手陣に侵入、
そして逆アラから上がっていた鈴木(#8)がこれを冒頭の通り、かっこうよく決め、遂に5得点目を奪取!

遂にチームのフィロソフィーが体現出来た瞬間であった様に思う。
・誰が出てもチーム力が落ちない
・ファー詰め

頻りに唱えられたこの2点は彼の得点でもってイーヒルの「らしさ」を垣間見せた瞬間であった。

勿論これが決勝点となり鈴木(#8)は殊勲を立ててEast Hillsを勝利に導いたのである。

開幕節では自身が出れないまたは思ったプレーが出来ずフラストレーションで露(あらわ)ニしていたが、そんな彼のひたむきさが結果として出た瞬間ではないだろうか。

見ている皆がこの後半の戦いには興奮したのではないのだろうか。

少なくとも筆者は鈴木(#8)の得点、狩野(#10)の言う攻めの姿勢、イーヒルらしさを出せた好ゲームになったように思う。


(※)ブルーノートスケール…ジャズやブルースのベースとなる音階で、ドから始まる音階の場合、第3音はミ♭、第5音はソ♭、第7音はシ♭となりこの響きがメロディに影響し、上述の雰囲気を醸し出す。








VS calcare

スターティング5:#1小串、#9斎藤、#10狩野、#11小南、#16植田
ベンチメンバー:#8鈴木、#17西村
サポート:#7室田、#21杉田
トレーナー:佐藤(ライフ鍼灸整骨院)、向井
応援:起也、あゆみちゃん

score/4−0
得点(アシスト)/
小南(植田)
鈴木(斎藤)
鈴木(小串)
小南(鈴木)


・「勢い」

試合は前節でのcalcareとのドローを払拭する4-0、そして久しぶりのクリーンシート達成である。
(改めてこの場を借りてこの守備の奮闘に、体を張って活躍した小串のプレーが喜ばしい)

さらにさらに彼にとってもチームにとっても嬉しいのは平路の2得点とその2点目のアシストが我等の門番小串氏(#1)であったことだろう。
ロングボール一発、前線に残っていた平路の頭上へ、そしてそのボールを上手くヘディング。

こんなシーン自体珍しいのにチーム一?身長の低いプレーヤーの得点とは思えない光景には一同仰天というしかない。
シュートで言えば、この試合の2点目、平路が右アラから鋭角に突き刺すシュートは前述のヘディングのゴールより「らしさ」のでたシーンであった様に思う。
この相手のゴールネットを射抜いたゴールは、得点能力の片鱗は以前から臭わせていたが、改めてそのポテンシャルを発揮した格好となった。
守備にも非常に忠実で約束事の「寄せ」に関しても幾度か良いチャレンジがなされており、次節のチームに於いても好材料となり得るものではなかったかと思う。


また同じく誠も後半は尻上がりに良いプレーを連発。
しかしあれ程植田からのパスを得点機に結びつけなかったのは今後の課題なのかなと。
アラから攻め込む自分の「カタチ」を表現出来るのだからあともう一息と思う。

これはあくまで私個人の彼に対する願望の部分を多分に含んでいるので少しお付き合い頂きたいのだが、興味深かったのはトレーナーとしてチームを支えて頂いている向井さんが誠を見て、
筋肉が付きにくい体質だと考えられる分、インナーマッスルを鍛えてボディバランスを付けた方がプレーぶりをみても良いと指摘されていた点だ。
特に身体的に恵まれた部分(とりわけ身長)その部分を生かす為、またボールキープの部分では体幹なりの強化の必要性を見て感じたというのだから、私はこういった部分をよりストイックにしかし極めて慎重に入念取り組んで欲しい。



もっともMVPはこの試合も小南(#11)だろう。
息の根を止めた決勝点(彼らしい得点)は勿論、均衡を破った1点目、そして一緒にプレーして感じたのはその球際での競り合いの強さや、守備の時のプレススピードが極めて秀逸なことである。

フィクソに居た小南のスプリント力が相手にどれほどの脅威を与えてチームの攻守のバランスを保てていたのかを痛感した。
狩野や植田とは違うゲームのクリエイトの方法ではあるがこれもまたチームをオーガナイズさせ、攻守のスイッチになっていることは明白でこの試合は特に顕著であった。





代表はこの試合をあまり評価していない様な発言をしていた。

これはこれで納得する部分はある。

もちろん、チームの闘い方として高い位置で常にボールを奪い素早く攻撃へとトランジションが成されていたかというと確かに不明瞭、フィロソフィーと題して提起している部分には遠いところはあったかなと思う。

とりわけ印象的だったのは植田のドリブルでの単独突破に水を差し、勝って手綱の尾を締めるわけではないが後半にその部分を抑えチームプレーに奔走したことでプレーの自己主張性を上手くコントロール、ボールポゼッションも上がりそして、最終的にこの若いチームの勢いに歯止めを掛けれたのではないだろうか?
後半のピンチも全員でケアし、失点を食い止めれたのは何より物語っている。


チームは全員で勝った。
それもCalcareという若くポテンシャルをもつ面々に。

試合巧者ではなかったかもしれない。

が全員で勝ちきった、というこの結果は必ず自信と成長に繋がるものと思っている。


自分自身のプレー、試合の出場時間…満足いっているわけがないが、刺激とモチベーションという点に関しては非常に大きな財産をまた手にすることができた。


継続は力なり。

この言葉は容易くも言うも、これほど難しく険しいものがあろうか。

しかしこのフィロソフィーが培われていれば、
個人でも、チームでも困難を壁にしても戦っていける筈である。

また次節頑張ろうではないか。



image-20140131202938.png




●次節スケジュール

日時; 2014. 2 . 2(sun)
場所;ミズノフットサルプラザ奈良
(大宮のイトーヨーカドー屋上)

試合日程;
13:15〜 対 メディアス
15:30〜 対 FC.TOUSEI


image-20140131202957.png


〈了〉
posted by イーストヒルズ at 20:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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